咀嚼と脳の研究所

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本年度は桐を使用した健康の住まい作りの企画を試みた。本邦でも有数の桐の産地であった新潟県津南町の桐振興協会会長(柳澤氏)に7月に面談し、桐の効能を伺った。その結果、わが国でもっとも軽い材質を持つとともに、比重が小さいため音響変換効率が高く、楽器としての素材に適するなど、さまざまな特性を有するだけでなく、以下のような素晴らしさがあることがわかった。


桐畑桐を用いた玄関の天井  

(1)調湿性・消臭性がある
材そのものの水分遮断力の強さに加え、空気中の湿度により膨張・収縮をしながら湿度調整を行うので、衣類の保存や虫除けに適する。また、消臭効果は抜群である。

(2)軽い
気乾比重(含水率15%の状態)が0.19〜0.40で、国産材の中では極めて軽い。

(3)強い
比重が小さいものの、スギの約3分の2の強度を持ち、下駄に使われるなど、耐摩耗性に優れる。

(4)炎を上げても燃えにくい
着火点が269℃、発火点が425℃で他の樹種と大差はないが、厚板であれば内側を火から保護することが可能である。

(5)断熱性が高く音響性に優れる
多孔質の構造を持つため、熱伝導率(単位:kcal/mh℃)はスギ0.075、ミズナラ0.122、ケヤキ0.123に比べて0.063と低く(新潟県工業技術総合研究所県央技術支援センター加茂センター調べ)、断熱性が高い。

(6)加工がしやすい
材の収縮率が小さいので、加工しやすい。

(7)材質が優美
材質が柔らかく、鉋をかけると光沢が出る。この光沢は「絹糸光沢」と呼ばれる。
価格は最盛期の十分の一程度、何とか普及させていきたいと考えている。


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咀嚼と脳の研究所 Institute for Mastication and Brain Science(IMBS)

   


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