水野 潤造
神奈川歯科大学 講師


博士(歯学)


大阪大学大学院歯学研究科歯学基礎系専攻終了。
専門は神経生理学。 1998年神奈川歯科大学助手(口腔生理学)、2004年4月より神奈川歯科大学講師(生体機能学講座生理学分野)。
fMRIを用い主に全身の健康に関わる脳機能の神経科学的研究を行っている。
日本神経科学会会員、北米神経科学会会員、日本生理学会会員、歯科基礎医学会会員、老年歯科医学会会員。


「Quality of life(QOL)」の達成は、人々の健康や豊かな生活環境をつくりだすための近年の緊急的課題となっている。
QOLの向上をもたらす大きな要因のひとつである「おいしさ」は各個人にとって千差万別で評価が難しかった。
味の嗜好は年齢、地域、気候風土をはじめ個々人によって大きく異なるが、これは過去につむんだ「味覚記憶」が関与していると思われる。
現在fMRIを用いて味に対する記憶のネットワークが個々人によって異なっている「おいしさ」や「まずさ」に関わる脳機能を認知という点から神経科学的に解析し、評価している。
また、近年口腔ケアの重要性が盛んに喧伝されるようになってきた。
歯ブラシによるブラッシングは嚥下反射を回復させるなど、全身の健康におけるブラッシングの有用性が期待されてきている。
そこでfMRIを用いてブラッシング刺激による脳活動変化を調べ脳機能におけるブラッシングの機能的意義についても検討している。